ダイアログ・イン・ザ・ダークって知っていますか？
一言で言えば、
『完全に光を遮断した状態で、一切光が入らない本当の暗闇を体験する』
そういうイベントです。
Dialog Inthe Dark（通称DID）
視覚障害者の方が案内してくれて、
真っ暗闇の中で生活するってイベントなのですが、
今まで生きてきた人生の中で、
これほど強烈且つ、斬新な体験は無かったであろうイベントです（笑）
入り口はこんな感じね。
私は今まで海外に何度も行ったり、日ごろから普段やらない様な
新しい経験や体験をしている方だと思うのですが、
このＤＩＤに関しては、その中でも最も記憶に残ってるもののひとつ。
むしろ、下手に海外とかいったり、イベントにいくより
普段感じる事ができない感覚が研ぎ澄まされたり、
自分の頭の中がクリアーになる感じ！
まず最初に言える事は、本当の暗闇って
日常で体験する事はほぼ無いと断言できます！
どんな田舎でも、それなりに星の明かりがあったり
また、少しでも光を感じる物があったりするけど、
目を閉じても闇、開いても闇。
この目を閉じてもっていうのと
目を開けてもって状態が『全くの同じ』なんです。
つまり、自分がまぶたを閉じてるのか、開いているのかすら
全く分からない状態。
え～～～小山さん、それは嘘ですよね？
って思ってるなら、それはまだ本当の暗闇ではない訳です（笑）
とにかく、人生で初めて真っ暗闇を体験した感想としては
「激的に怖い」でした。
はじめに簡単に説明を受けるんだけど、
いきなり真っ暗になった時は、
目が見えないってこういう感じなんだ・・っていうより
恐怖の方が上で、心臓もバクバクで
汗もじわ～～って出る感じ。
今自分はパソコンで文字を打ったり、本を読んだり、
世界を視たりするのも好きなので
それが全くのゼロになった時に、
色々頭の中でよくないイメージをした訳です。
人によっては安堵する人もいるみたいだけど、全く思えなかったよね。
で、で、で 面白い事にこの”真の暗闇”というのは
あらゆる日常の感覚が、完全に狂います。
これは説明でもあったのだけど、本当に完全に狂う（苦笑）
まず狂うのが『距離感覚』
次に、『時間感覚』
例えば、１ｍくらい歩くのも、凄く長く感じたり、
１分かと思っていた時間が５分になったり（もっと短くなったり）
そういう世界です。
手が届きそうな所に人がいそうで、
全くいない・・・そういう感覚。
なので、全てが斬新かつ新しい体験。
そしてこの中で、ガーデニングをやったのだけど
これがまた凄く大変！！！
土を入れるのも声を掛け合ったり、
協力しながらじゃないと、全くすすまない訳です。
”触覚”
”聴覚”
”味覚”
”嗅覚”
たった１つの「視覚」が無くなっただけで、
ここまで世界が激変するのだという、本当に素晴らしい体験と共に、
そういう世界だからこそ、人としての暖かさや
普段感じる事ができない物がないと、
人は生きていけないのだな～と実感。
特にお金を持ってる人や、ビジネスをしている人は絶対にいくべきですね。
というのも、お金持ちやビジネスをしている人は、
『身近なものに幸せを感じにくくなる傾向にある』
という統計が出ているからです。
これって、言い換えるなら
意識やコンフォートゾーンを高く持ち続けた結果、
感覚のバランスが崩れたと仮定してもよいでしょう。
そもそもの話、何故お金持ちになったり、ビジネスをしているかというと
『幸せ』になりたい、『幸せを与えたい』という根本的な欲求から来ていると思うのですが、
どうも、その概念が抜けている人が多いです。
その理由は、”お金持ちが持つ感覚は、人として最も優れた感覚であると洗脳されているから”です。
お金持ちはお金を持つ為の感覚として、優れているのであり
一般の人が感じる”幸福の感覚値”としてみると、ズレているケースが多いのです。
何故かというと、お金を持つ人は、常に自分を高い位置に押し上げ、
最高の状態を作り続けているから、感覚値が１つに集中（フォーカス）しすぎている為です。
これ自体は悪い事ではなく、むしろ必要な事なのでお薦めなのですが、
「お金だけでなく、幸せも欲しい」となると、別問題です。
これは覚えておいて欲しいのですが、
お金持ちになりたいなら「局地的な集中型思考」が大切で、
幸せになりたいなら「全体を見通す、大局的思考」が大切だからです。
実は、この事を誰もちゃんと理解していないから
お金持ち=幸せ と結びつかないし
必ずしもお金持ちが幸せになるとは限らないのです。
幸せになりたいなら、身近なところに目を向ける事も大切で
お金を使わなくても、今すぐにでも幸せになる事はできます。
ただ、お金があると（正確には年収７５０万円以上）ある場合は、さらにその可能性が広がる訳です。
そして、世の中を変える！という人の場合は、
さらに大きなミッションステートメント（使命感）を持ち続け、
それを達成する事に喜びを感じているケースです。
さて、ここで面白いのが、どのケースにおいても共通する点が１つだけあるという事です。
それは「お金というのは日常の繰り返しである」ということです。
昨今、どういう経済状況だとしても、経営者、投資家だとしても
日ごろから「人々の日常」を正しく理解している人が、結果として勝っている世の中です。
だからこそ、ビジネスをしている人や
普段自分を高めよう！としている人
そういう人は、一度ＤＩＤを体験してみると
物凄く深いレベルで、”日常”を感じる事ができます。
この”日常を感じる”って
ビジネスをしている上でも本当に大切で、
どんなビジネスでも、最終的なエンドユーザーは
「人」なんだよね。
だから「人の気持ち」を汲み取るのが
マーケッターとしての宿命だと思うし、
それは立場が”オーナー”になったとしても同じ。
よく”オーナービジネスが最強だ”と言われていますが、
オーナービジネスの欠点は、その仕組み故に
コミュニケーションという原点から、外れがちになる事です。
その結果、せっかく良質な仕組みを作っても、
コミュニケーションが足らないから、崩れ落ちる事がある。
その為、「日常に目を向ける」って行為は
立場がどうであれ、今の収入がどうであれ、
時々、振り返るべきなんじゃないかと私は思っています。
日常を振り返る事で、自分をしっかり保つ事ができるし、
人々の心理を深いレベルで知る事ができる。
そして、何を優先するべきなのか？が明確に分かります。
今回のＤＩＤは女性陣も結構参加していて、
話聞いてるとカップルが多いのかと思いきや、
純粋にこういう体験がしたい！
って感じている人が多く参加しているみたい！
今回７名参加してたのだけど、
仕事で成功している人や、
ある分野に特化したエキスパート達が
非常に多く参加していました！
特に、電子機器にまみれて０と１の世界に洗脳されてる人は
デジタルデトックスも兼ねて、一度参加してみる事をおすすめします！
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