コラム

同業者ばかり意識してどーすんの

創造的な仕事、「刺激と感動を与える」をコンセプトに マーケティングを支援している小山です。

まあ、これはどの業界でも同じだと思うけど、

セミナー業界を見ていると、あきらかに同業者を意識しすぎ。

 

よく小山さんは面白い事するね~という事を言われるけど、

その理由は「同業者」をあまり意識していないから。

 

勿論、市場的にチェックをしたり、動向は見るけど、基本的にはあまり同業者のやる事は見ないかな。

上手くいっている手法は当然、TTP(徹底的にパクる)するよ。

 

 

でも、それ以外は見ない。

 

何故なら、本当に価値の高いコンテンツをつくろうと考えると、

既存のビジネスモデルの構造自体が間違えてる可能性があるから。

 

むしろ、『同業』より『他業』の方が参考になる点がある

 

 

例えば、よくセミナーやイベントで大きなプロジェクトになると「仲間を集めて・・」

と言われるけど、やってる人の殆どは力技だけで構造に力を入れない。

 

分かりやすい例でいえば、

自己啓発で言われてるような、高いミッションやビジョンを持つと、

価値基準が高くなるから、確かに人は集まる。

 

だから〇〇します!と

大きな事や大ぼら、途方もない事を言うと、人が集まってきやすい。

 

 

・・が、それだけじゃぁ構造改革にならないんだよね。

 

あくまで高い基準を持つ、ミッション、ビジョンを語るのは「基本」であって、重要なのはビジネスモデルの構造。

 

「価値」が無ければ人は集まらないし、

広い意味での「ブランディング」を理解し構築できなければ、”紹介”は発生しない。

 

 

例でいうと、クラウドファウンディングを使って資金を集めるのに、

「映画」は資金が集まりやすいけど、「講演会」だと殆ど資金が集まらない。

 

 

3900万円をmakuakeで集めた『この世界の片隅に』で例を出すなら、

 

リターンの1つとして映画の最後に、本編のエンドロールにお名前をクレジット

10,800円という項目がある。

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驚くほど人気の商品だが、

 

これをパっとみた人が、

「お、自分のイベントでもエンドロールで名前を載せます!」という企画を

上辺だけ作って真似しても、一向に支援者が集まらない事は明白。

 

上辺だけ真似て大コケした話はザラにあるし、よく聞く。

 

何故なら、『何故それが上手くいくのか?という”何故”の部分を分析しないし、考えない』から

 

「この世界の片隅に」の場合は、分かりやすいほど『アニメ』という構造の問題。

 

『映画』や『アニメ』のブランド構造が素晴らしく、そもそもの話『作品』として見られてるから、

その作品の1部に関われるなら・・という意識が働き、価値が高くなる。

 

セミナーの場合は『作品』としての概念がないので、同じような展開はまともにやるとできない。

 

このように、同じことを他業でやる場合、

上辺だけの手法を真似しても上手くいかないので、そもそも何故その事が可能なのか?分析する必要がある。

 

先ほどの例でいえば、『ブランドの構築』というものを意識する必要が出てくるわけ。

 

例えば、自分のやるセミナーやイベントだと

音声を盤面印刷してCDで配布をする事がいまだにある。

 

コスト面や時代背景から考えると、mp3にした方が遥かによいのだけど、あえてしない。

 

バカなやつが「今どきCDですか?mp3でダウンロードの方がコストが下がっていいっすよ^^」と言うけど、そんな市場の動向は100も承知。

 

あえて、そいつに「私はバカかもしれませんが、あなたは大バカさんですか?」と言ってやりたい。

 

本当、マーケティングを理解しないやつは、

何故、今このご時世にCDを『選択』するという所まで、頭がまわらないんだよね。

 

実際CDにしても、音声を聴いてる人は皆無。それもよく分かるよ。

 

彼らはCDの中身が知りたいんじゃなくて、お土産を手に入れたいのだ。

この心理が分からないから、mp3にしよう!なんていう発想になる。

  

書籍も同じで、書店展開じゃなくて、キンドルで売ればいいじゃないか!

という人がいるけど、ブランド構造を考えると、紙で書店展開した方が実はよいお客様が集まりやすくなる。

そして世の中の動向は、確かにネットでの本に移行はしているけど、書店展開の方がやはり熱い。

 

つまり、書籍とは『チラシ』の代わりになるのだ。

しかも最強のビジネス宣伝ツール。

 

これって基本なのだけど、全く見ないで上辺だけの手法に走りすぎると、

キンドル出版して、顧客リストを取りましょう。という発想になる。

 

あのね、リストリストうるさいんだけど、

リストの価値までは考えないんだよな~。

 

お客様は『価値』があるものに対してお金を払う。

安っぽいリスト獲得法ばかりに目を向けるんじゃなくて、ブランドを意識した戦略まで考えるべき。

 

リストリスト!と言う人の末路は、気づいたらCPAは上がり続け、

顧客獲得単価が高くなりすぎ、「最新の手法」「最新の手法」と念仏のように最新の手法にこだわり続けるようになる。

 

そしてこのブランドを意識した戦略というのは、思いのほか他業に目を向けると、上手くいってるケースが多い。

勿論、最新の手法は重要だし、自分もよく使う。

 

効率よくやりたいので、書籍だってflierでまとめて読む時がある。

でも、やはり根っこの部分の戦略が必要なんだよね。

 

根っこの部分の戦略を押さえれば、いくらでも大きな展開が生まれる訳。

 

先ほどの映画やアニメ、エンタメの一番の利点は『ブランドの構築』にあるのだから、その手法を分析して、自分のやってる事業に置き換えれば、人は集まる。

 

だからね、私がセミナーを集客する時に一番見てるのは、実は『映画』や『アニメ』のメディア展開なんです。

セミナーを開催している、同業者のやってる手法なんて最初から見てないんですよ。

 

だから思考が違って当たり前。そもそも見てないから。

 

そんな事を考えていたら、先ほど大和書房さんから「神速スモール起業、増刷決定ですよ!」との声が。

 

私の神速スモール起業は、マジで無難に売れる設定でつくってるので、ロングセラーでずっと増刷される系の本です。

 

出版記念講演会まで後10日( `ー´)ノ

 

是非お友達といらしてください♪今日書いたあたりの話もぐりぐりしますよ!

 

出版記念講演会:

http://7nou.tokyo/

 

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