コラム

参入障壁って皆さん意識してつくってますか?

創造的な仕事、「刺激と感動を与える」をコンセプトに マーケティングを支援している小山です。

 

毎回思う話があって、SNSやWEB周りで成功している人達って、
簡単にパクられて真似されるじゃないですか。
 
この真似される事に対して怒る人もいると思うんですが、
 
根本的な話をすると「参入障壁」について
何も考えていない人が多い気がしてます。
 
 
今日の話を聞いていただければ、
今WEBビジネスで成功している人は耳が痛いと同時に、
やらないといけない事が分かると思います。
 
 
まずそもそも論から・・
 
基本的にビジネスは
「市場に対してどれだけライバルで奪い合うか」の戦いです。
 
美味しい市場を見つけても、ライバルが増えればそれだけ戦いが厳しくなり、
 
参入障壁が高ければ高いほど、ライバルが入ってこないので有利になります。
 
 
分かりやすい例として私がつくったシーシャ屋なんかは、
大型店で立地も展開もよく、おそらく国内でトップレベルの売上になってるのと思います。
 
同じようなシーシャ店は他になく、大型店なので中々参入しにくい。
 
キャッシュがある大手もコンプラの問題やら、トレンド予想がしにくいし、
 
場所もかなり選定しないといけないところもあって、
参入は中々してこないと予想しています。(つまり大手から見るとそこまでスケールしないと考えてる)
 
ですので、勝手に一人勝ちしてしまってる現状です。
 
 
■参入障壁ってそもそも何ですか?
 
基本の基から離しますが、
 
参入障壁って何?という話から分からない人のために、
参入障壁とは何か?を6つのポイントでまとめておきます。
 
 
ざっとこんな感じです。
 
 
①独自の流通チャネルがある
※自分しか販売できないルートがある、自分しか持っていない顧客リストがある
 
 
②商品の差別化(真似されにくいコンセプト、USPなどがある)
※一般的にWEBビジネスをしてる人の大半は、コンセプトを作っても真似されやすい
 
 
③ブランド力がある
※コピーで勝負するのではなく、PR等でブランディングを上げ勝負する
 
 
④規模の経済性
※安く大量につくれる。
 
 
⑤投資費用がかかりすぎるビジネスモデル
初期費用、イニシャル、ランニングコストが高い
 
⑥特許がある、政府が関わってる等、ルールメイキングに関わる強みがある
 
 
投資の世界でもこの6つは結構考える視点で、この6つの内1つでもあると、
 
参入障壁が高いので、ビジネスにおいて優位性を保てるという訳です。
 
 
では、今回の話を元にWEBビジネスをしてる人達で考えてみましょう。
 
 
例:
インスタグラムコンサルタント
 
 
分かりやすいくらい今後の絶命危惧種に指定されるのがこちらです。
 
ちなみに私の周りは結構やってる人が多くて、
 
個人でも年商で数千万、組織でやってる人ところになると低くても5億弱、
高いところだと20億以上やってるところもありますね。
 
いやーインスタコンサル儲かってますね。
 
 
でも、このビジネスははっきりいって長く続きません。
 
何故なら、簡単に真似できてしまうからです。
 
私もモデルを見ていて、死ぬほど簡単すぎると思ってますし、
集客方法を見ていても、これまた死ぬほど簡単なんですよ。
 
 
詳細をここで書くと、各企業に迷惑がかかるのであれですが、
 
正直もうビジネスというかなんというか、めちゃくちゃ簡単なモデルなんですよねw
 
 
まあ、彼らも分かってるでしょうし、私も会うごとにそろそろ次の展開にシフトしましょう。
 
という話を延々してる感じです。
 
似たようなところでTiktokやXで稼ぎましょう~みたいな話も同じです。
 
というかWEBマーケティングを教える系のコンテンツは、大体同じような展開ですので、
 
いずれ衰退するのが目に見えてますし、何より簡単に真似されてしまうのが問題です。
 
 
ですので・・・「根本の考えである参入障壁をいかにつくるか?」
という所に考えを行きつかせないと話にならない訳です。
 
 
 
■今WEBビジネスをしてる人全員が考えないといけないことは、いかに参入障壁をつくるか?
 
 
という訳で、WEBビジネスで一旦成功した後は、
 
どうやって他のライバルが参入してこないようにするか?
 
「参入障壁をつくる」という思考を徹底する必要があります。
まずここが無い時点でノーガード戦法すぎて、お話になりません。
 
 
先ほどの①~⑥の内、
 
④規模の経済性
 
⑤投資費用がかかりすぎるビジネスモデル
 
に関してはWEBビジネスでは不適切ですので、
 
それ以外を考えていきます。
 
 
 
分かりやすいところで
③ブランド力がある
 
なんかは簡単です。
 
目安としては「コピーライティング」で売らなくても
売れるようになった辺りが上手くいってるかどうかのポイントです。
 
 
例えば私なんかはYouTubeを教える人として、
 
分かりやすい位パクられやすいビジネスモデルを今やってます。
 
まあ、これはメインビジネスではないので正直パクられようがどうでもいいのですが、
 
やはり似たような物は生まれても、何やかんやで私の方が集客できたり、YouTubeといったら小山さんだよね。
 
みたいな状況が生まれています。
 
 
理由としてはシンプルで、
 
そもそも、「そういった設定」にするためにブランディング戦略を練っていったのがあります。
 
そのために書籍を出したり、YouTubeの創業者を招いたり、
コンテンツ内容も出来る限り真似されにくいコンセプトに変えたり・・と試行錯誤をしてる訳です。
 
 
当然1つ1つも適当にやってるのではなく、
 
同じ書籍を出すにしても、そこそこのベストセラーにしたり
 
YouTubeの施策も他の人が真似されないような施策(自分しか出来ないような施策)も含めてやったりしてます。
 
それでも真似されるのですが、少なくとも何もしないノーガード戦法よりはマシです。
 
 
それって小山さんだからやれるんでしょ?
 
ではなく、何度もお伝えしていますが、
 
皆さん「参入障壁をつくる」という発想そのものが無い故に、
そこまで力を入れてないでしょ。という方が真実だと最近思ってます。
 
 
実際、私が教えてるところは、ある程度ビジネスが上手くいきだしますと、
 
やはり次に考えるのは、参入障壁をどう高くするか?の話で、
 
「他社に真似をされない為の戦略」に目を向けるところが多いです。
 
特にイケイケの人達は、真似される事を前提に物事を考えていないので、
 
いつまでも今の状況が続くと考えていますからね。
 
 
うーん・・非常に危なっかしいです。
 
という訳で、ある程度成功したら今回の話で出てきた
 
①~⑥までの中で自分達が展開できそう、
または少しでも意識を向けて方法を探してみる事をお薦めします。
 
 
今すぐできなかったとしても、少しでも意識が向いていけば、
こういう事は少しずつでもできるようになっていくといくでしょう。
 
 
という訳で、WEBビジネスをしてる人全員にお伝えしたい話でした。
 
それでは!
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