コラム

社長を辞める決断ができる社長は凄い件

創造的な仕事、「刺激と感動を与える」をコンセプトに YouTubeをプロデュースしている小山です。

なんやかんやでビジネスを行って20年が過ぎました。

 
初めての商売!と言われると9歳の時に
マリオカートとポケモンの転売ビジネスをした事が初めてですが、
 
会社を作ったり、ちゃんとしたビジネスと言われると18歳の時なので、
それを考えると結構な年月が経った感じがします。
 
9歳の時の転売ビジネスは、今と違って完全にリアルビジネスです。
 
商店街に「ヤマダ電機」というお店がありまして、
 
皆さんご存じの上場してるヤマダホールディングスではなく、
おじいちゃんとおばあちゃんがやってる個人店です。
 
 
看板もボロボロでして、子供ながらに
 
「おばーちゃん、店の看板変えた方が人はいるんじゃない?」
 
みたいな事を言っていた記憶があります。
 
 
当時は本当に店の見た目見た目ヤバくで、子供ながらに心配してたんですよね。
 
何よりこのお店は
「超高単価でマリオカートとポケモンを買い取ってくれるお店」でもあったんです。
 
ですので、隣街までチャリンコでマリオカートを買いに仕入れ、
このヤマダ電機に売る。という事をビジネスにしてたのですが、
 
結果、最初の1ヵ月目で9万円程の利益がでたんですよ。
 
正直、小学生にとっての9万円は大金です。
 
 
子供ながらにめちゃくちゃ悩みました。
 
何だったら悪い事をしてるような感じがして、
こんな事を続けるとおばあちゃんのお店が潰れてしまう!
 
という感じで、よくおばあちゃんに
「お店大丈夫?こんな高額でマリオカート買ってたら潰れるよ?」
と子供ながらに心配して話をしていた感じです。
 
 
おばあちゃんの回答は毎回同じで
 
「大丈夫、うちは買ってくれる人がいるからね」
 
という回答だったので、今思えば
商店街あるあるの地域密着型のコアなお客様がいたのでしょう。
 
 
こんな事がありまして、子供ながらに悪い事をしてると感じた私は、
この転売ビジネスを少し早々に手じまいして、
18歳になるまで平凡な学生として過ごしてた感じです。
 
 
さてそんな私が18歳で起業してかれこれ20年以上経った訳ですが、
 
そんな今だからこそ分かる、気づきがあります。
 
 
それは「スケールが上がる人の発想は、
会社や組織を子供ではなくプロジェクトとして考えている」という事です。
 
 
■会社や組織は子供ではなくプロジェクト
 
 
そもそも、殆どの人が起業をしますと
 
自分が一国一城の主と考え、楽しさを覚えると思います。
 
 
自分で考え、自由に好きにやれる!みたいな感じですね。
 
株式会社なんかをつくって、「会社」なんかを作った日には
 
 
よーしこれで俺も社長だ!やったぜ!
 
みたいな感覚でもあるでしょう。
 
 
さらにそこから年月が経つと、人も増えたり
 
自分の作った会社がわが子のように可愛くなってるかもしれません。
 
 
そしてコンサルティングをしてますと、
9割以上の社長がやはり自分の会社を大切に思ってますし、
わが子のように思ってる人が多いです。
 
勿論この感覚は間違いではないですし、そういう「スタイル」だと私は考えていますので、よいと思います。
 
 
日本の個人起業や中小企業あるあるですし、
日本にある起業塾ではまず根本のスケールアップについては教わりません。
 
下手したら、ちょっとSNSマーケティングを学んでお金を稼ぐ事が起業の全てだと思ってる人がいます。
 
 
SNS神話では、フォロワー数が多ければ勝ち、
リストをとにかく取ってれば勝ち、コピーライティングが出来れば勝ち
 
みたいな発想になるのですが、このような発想をしている人は、
論外中の論外バカ王として君臨するので気を付けた方がいいです。
 
所詮こういうのは手法の一種にすぎません。
 
 
起業について最も大切な考えとしては
 
「成功と同時に衰退する」という発想です。
 
 
まだ起業した事がない人は分からないでしょうし、
今起業してイケイケの方は耳にも入らないと思いますが、
 
全ての物事には始まりがあり、終わりがあるのです。
 
 
要は「寿命」が存在します。
 
それは何百年続く会社も同じです。
 
 
日本は世界で最も100年以上続く会社が多いと言われますが、それは時代の変化がゆるく、
 
また日本という特殊な文化の中、後継者がいる前提で物事が作られた。という背景があります。
 
いわゆる家族経営で何年もやるのが当たり前だったため、気づけば長く続く会社が多いという事ですね。
 
 
ただ、そんな会社も急激な変化に対応できなく潰れてる所も増えており、
顕著に出ていたのがコロナ時だったりしました。
 
 
さてそんな中、やはり考えるのは
のスピードに対して「変化」できるには?という一択になります。
 
変化する事ができない会社やビジネスは潰れていき、
今の状況がずっと続くと思ってる人は特にヤバい状況でしょう。
 
 
特に私はインフルエンサーやSNSを中心とした業界のど真ん中にいますので、
 
影響力をつくっては死に絶えていく人達を、猛スピードで見続けてきました。
 
この話は以前も書きましたが、本当にインフルエンサーの終わりは急激です。
 
伸びてる最中は「天狗の中の王」にでもなったくらい天狗なのですが、
終わる時は一気に来たりします。
 
まあ・・タイプと戦略にもよりますが、
事前に終わりの兆しくらいはアナリティクスの数字を見てれば何となく分かるものです。
 
この時に仕込みや戦略をしっかり練ってれば、それでもうまく影響力を継続したり、方向転換できますが、
 
天狗キングになってるインフルエンサー達が聞く訳もなく、勝手に衰退していくだけです。
 
 
結局は「伸びてる時こそ変化」する以外に方法はない訳です。
 
 
 
この変化に対して色んな点としての施策はあるものの、
 
根本的かつ有効な方法こそが
「全ての物事はプロジェクトとして考える」というマインドセットに行きつく訳です。
 
 
結局マインドセットかよ~!と言われそうですが、
 
正直、上手くいかなかった時にやれる手法なんていくらでもあります。
 
 
重要なのはそれより考え方でして、
 
「会社をわが子のように考えてる」タイプや
 
「インフルエンサーになって俺はイケイケや影響力がある」と考えてるタイプの多くは、
 
 
「自分を中心」とした展開を考えてるかと思います。
 
 
 
会社だったら自分の好きなようにしたいし、
 
インフルエンサーになっても同じですよね?発言で影響力があるから好きに発言したい!と
 
 
大半の経営者、
インフルエンサーは「自分」を中心として展開を考えていきますが、これだと中々変化しにくいです。
 
結局のところ視野が狭くなり
 
上手くいかない=「どうやって自分のリストを増やす?どうやって影響力を上げる?」みたいな発想にいきついてしまいます。
 
 
でもちょっと考えてみましょう。
 
それって「自分」である必要ありますか?と
 
会社だったら「社長」があなたである必要ありますか?と
 
 
 
会社、フォロワー=自分のアイデンティティのように考えてる人が多いです。
 
この会社、自分がいるから成り立っている!みたいな。
 
 
私がコンサルする時、過去から現在まで数えて切れない程いってきた言葉が
 
「社長を辞めてください」というセリフでした。
 
 
正直、社長を変えて組織編制した方が早かったり、
 
社長の代わりにCEOやCOOを入れた方がスピード上がる場合が多い。
 
 
決定する社長自体のアップデートに時間がかかるから、より能力の高いプロ経営者を入れましょう。
 
みたいな感じですね。
 
おそらくこの投稿を見ている方の大半は、創業者であり起業家の方が多いと思います。
 
個人事業でやってる方もいるでしょう。
 
ですが、能力的にそこまで高くない方がいるのも事実ですし、
 
「社長が社長である事を固執して、スケールアップを止めてる」場合があるのも事実です。
 
 
SNS上ではイケイケの社長も、実際話をしてみると
 
こいつやべーなーという人は数えきれないほどあってきました。
 
 
そんな中、私が毎回話をするのは
 
「別の人を社長にしましょう」という話です。
 
 
 
■社長をアップデートするのは時間がかかる件
 
 
社長をアップデートするためにセミナーにいくのもいいですし、
コーチングを受けるのもいいですが、
 
正直時間がかかりすぎます。
 
 
「人間変わりました」くらいでは話にならず、
 
経営者として数字を読み解く力、組織、財務、
マーケティングなどを学ぶのに、かなりの時間を要する事を皆さん分かってません。
 
私がコンサル入ってるところの社長は、
広告塾なんて入った事もないですが、
広告塾に入ってる人よりも広告で結果を出してたりします。
 
概要と重要ポイントだけ分かれば、そんなの広告を使えるプロと組めばいいだけです。
 
 
大切なのはどういうプロと組むのか?プロと組んだ時、どういう扱いをするのか?
 
の方が大切です。
 
 
「税金の事が分からないからって税理士になろう」とはしないですよね?
 
 
ですが、広告の事やSNSの事になると
 
全て自分ができないといけない!と考える社長が多いです。
 
 
何故か急にプロを目指すという・・・
 
税金の例で考えたら分かりますが、他の事になると急に盲目になります。
 
そんなの”最低限の事”を理解して本質をつかみ、上手くできる人とやればいいです。
 
 
そしてこのことは「社長」という役職に関しても同じです。
 
皆さんが「社長をやるべき理由」って何ですか?
 
 
 
■せめてCXO制度くらいは考えてもよいと思う
 
本当にスケールを上げようと考えるなら、最も重要なのが
 
会社=プロジェクト
 
という発想です。
 
 
個人事業者の方は
 
ビジネス=プロジェクト
 
でもよいと思います。
 
 
 
プロジェクトなのですから、始まりもあれば終わりもあります。
 
そして明確な「ゴール」が存在します。
 
そのゴールを達成するために、どういう人がいて
 
 
「誰が指揮をとるのか?」
 
非常にシンプルですが、このトップである人を自分がやる理由ってなんでしょう?
 
 
これだけなんですよね。
 
プロジェクトなんだから、優秀な人入れた方が上手くいく確率高くなるよね?と
 
 
だけど、何故か優秀な人をいれたがらず、自分でやりたがる社長が多いです。
 
 
これこそが「会社=わが子」という発想です。
 
自分の会社なんだから自分が好きなようにやりたい。
 
 
その気持ちも非常に分かります。
 
そして楽しいという気持ちも分かります。
 
 
ですが、プロジェクトという発想になりますと
 
「一番効率よく結果がでる方法は何?」という考えになりますので、
 
 
自分がトップで指揮系統を取る事が絶対的に正しいか?
 
と言いますと、そうじゃないケースもある訳です。
 
 
 
分かりやすいところで、CXO制度の導入は検討した方がよいでしょう。
 
CxO(Chief x Officer)とは、
Chief:組織の責任者+x:業務・機能
 
とういことで、各分野の責任者をつくってく事です。
 
 
この中でCEO「最高経営責任者」を自分より優秀な人に任せる。
 
プロジェクトという発想をすると、
自分がトップよりもプロCEOをいれた方がゴールにたどり着く速度が速いよね、そうしよう~
 
という結論にたどり着く人も多いはずです。
 
 
 
実際コンサルしてる人の中で、
社長の代わりに優秀なCEOをいれる事でみるみる業績が上がった方は山ほどいます。
 
最初は皆さん嫌がりますが、それはもうアイデンティティや存在意義の問題です。
 
 
私って何のためにいるんだろう
 
みたいな感じに陥る社長は多いですが、そもそもの話
 
会社やビジネスの「ゴール」が決まってないから起きる問題だったりします。
 
 
ビジネスって本来は部活で言うバスケみたいなもので、誰がリーダーだろうが、
 
チーム全体で勝ってそれぞれにリターンがあればいいだけです。
 
創業社長は発起人であって、そこについてきて人が集まり、より優秀なエースが生まれ、
 
優秀なエースを筆頭に「チーム」で大会で優勝を目指す。
 
これでよくないですか?(笑)
 
 
創業社長は全ての始まりであって原点を作った人です。
 
能力の高い人は確かにチームを優勝に導くことはできますが、
 
最初の始まりをつくるのはやはり創業社長の仕事です。
 
なので別物なんですよね。
 
 
創業社長タイプとプロ経営タイプはまたちょっと違います。
 
 
そもそも優秀な人というのは、会社のゴールが決まってないと来ませんので、
 
優秀な人が来ないんだよな~と投げている人はゴールを決めてない人が大半でしょう。
 
 
 
ただゴールが全くなく、だらだらとバスケをやりましょう~
 
みたいな感じだと確かにそんなリーダーは必要なく、
なんとなく自分が社長をやっていてもいいと思います。
 
 
ですので、冒頭でもいいましたが「スタイル」の問題です。
 
 
「会社はわが子のように考える」というスタイルか
 
「会社はプロジェクトを成功させる為のツール」というスタイルかによって、
 
スピード、規模、最後に見える景色が本当にまったくと言っていいほど変わります。
 
 
料理で例えるなら
 
家庭料理でのほほんとつくって過ごす
 
ミシュランを取るような凄いお店をつくる
 
くらいの差があります。
 
 
これはどちらが正解という話ではありません。
 
家庭料理には家庭料理の味があり、のほほんとやるのも悪くないでしょう。
 
 
ただ、私は家庭料理をつくる派ではなく、ミシュラン店をつくる「スケールアップ派」ですので、
 
ゴールを決めて「会社=プロジェクト」という発想にたどり着いたという感じです。
 
 
今回の話はどちらかというと、
 
ミシュラン店をつくりたい!と言ってる割に、
何故か家庭料理しかつくらない社長に伝えたい話となります。
 
 
スケールを上げたいと考えてるのに、何故か自分がずっとトップでいないと気が済まない。
 
という方は今回の話を参考にしていただけれいいかと。
 
優秀な人を入れるとスケールは本当にどんどん上がっていきますよ!
 
それでは!
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