コラム

お金がないとIQが下がってバカになる

創造的な仕事、「刺激と感動を与える」をコンセプトに マーケティングを支援している小山です。

今日は少し刺激の強いテーマでいきます。

お金がないと、頭は悪くなるのか?

こう書くと、なかなか挑発的に聞こえるかもしれませんが、
実はこれ、単なる煽りではありません。

ちゃんと研究があり、
しかもかなり有名な話です。

人はお金に余裕がなくなると、
単に気分が落ちるだけではなく、

判断力
集中力
認知能力

こういった、ビジネスでも人生でもかなり重要な部分が、
一時的にガクッと落ちることが分かっています。

今日はこの話を少し深掘りしつつ、

なぜそうなるのか?
ではどう対処すればいいのか?

ここまで実務目線でお話していきます。

結論から先に言うと、

貧乏だから頭が悪いのではありません。
欠乏状態になると、脳の処理能力が奪われる。

これが本質です。

この研究で有名なのが、
エルダー・シャフィール氏と
センディル・ムライナタン氏です。

この2人は
「欠乏(SCARCITY)」
の研究で世界的に知られている方々です。

ざっくり言うと、

人に「お金が足りない状態」を想像させた上で、
認知テストのようなものを受けてもらうと、

認知能力がかなり低下する

という結果が出たわけです。

その低下幅がどのくらいかというと、

研究では

IQが13〜14ポイント程度下がる

という、かなりインパクトのある数字が出ています。

これ、なかなか大きいです。

たとえば、
一晩ほとんど寝ていない状態とか、
軽く酔っ払っている状態に近いレベルまで、
判断力が落ちるイメージです。

つまり、

お金がないと不安になる
ではなく、

お金がない状態は、脳の性能そのものを一時的に下げる

ということになります

誤解しないでいただきたいのですが、

この話を聞くと、

「じゃあ低所得の人は能力が低いのか?」

みたいな雑な結論に飛ぶ人がいるのですが、
それは全く違います。

研究の本質はそこではありません。

有名な実験のひとつに、
低所得層と高所得層に対して、

「もし車の修理で高額出費が必要になったらどうするか?」

というシナリオを想像させ、
その状態で認知テストを受けてもらうものがあります。

すると、
低所得層の方が大きく認知能力が落ちたわけですが、
これは

能力差の話ではなく、欠乏が脳を占有した

ということなんですね。

欠乏とは何ぞや?という話を、別の例でいうと分かりやすいのですが、

インドの農家を対象にした研究で、

収穫前はお金がない。
収穫後はお金がある。

同じ人に対して、
この2つの時期で認知能力を比較すると、

同じ人なのに、収穫前と収穫後で認知能力が大きく違った

という結果が出ています。

ここ、かなり重要です。

同じ人なのに違うんですよ。

つまり、

能力の問題ではなく、状態の問題

だということです。

これが非常に大きい。

では、なぜこういうことが起きるのか。

原因はシンプルです。

脳には使える処理容量があります。
いわゆるワーキングメモリーですね。

このワーキングメモリーが、
お金の不安で埋まってしまうんです。

これが欠乏です

たとえば、

今月の支払いどうしよう
この先大丈夫かな
資金繰りまずいな
売上が足りないな
あの請求どうする
税金どうしよう

こういう思考が頭の中をずっと回り続ける。

すると当然ながら、
思考のメモリーが埋まります。

その結果、

判断が雑になる
集中できない
長期的に考えられない
余計なミスをする
感情で決めやすくなる

こういうことが起きます。

これが、
「お金がないとIQが下がる」と言われる正体です。

なので、正確に言うなら

金銭的ストレスが強いと、一時的に能力が落ちる

という事なんですね。

しかもこれは、
経営者でも普通に起こります。

社長だから大丈夫、
経営者だから冷静、
そんなことは全然ありません。

むしろ社長の方が

固定費
人件費
融資返済
税金
入出金のタイミング
来月以降の見通し

など、
考えることが多いので、
資金繰りが厳しい時ほど脳がやられやすいです。

つまり、
お金のピンチが来た時に

「今こそ俺の経営力を見せる時だ!」

みたいに気合いだけで乗り切ろうとすると、
結構危ないわけです。

なぜならその時の自分は、
思っている以上に判断精度が落ちている可能性が高いからです。

ここを自覚しているかどうかで、
その後の打ち手はかなり変わります。

ピンチの時に、
根性論でさらに突っ込むのか。

それとも、
まず自分の脳の状態を疑うのか。

この差は大きいです。

では、
こういう時にどうしたらいいのか。

実務レベルで大事なのは4つあります。

1つ目は、重要な意思決定を止めること。

これが最優先です。

お金に追われている時、
人は大体ロクな判断をしません。

大きな買い物
大きな投資
人生を左右する決断
新規事業への突撃
無理な値下げ
無理な借入
無理な提携

こういうものは、
判断力が落ちている時ほど危険です。

だからまずは、

重要な決断を一回止める。

これがかなり重要です。

何かに追われている時の意思決定は、
本当に外しやすいです。

私自身も、大きな投資や重要な判断は、その場の勢いでは決めません。

一度持ち帰って、時間を置いて、
脳に余白がある状態で考えます。

この“間”が大事なんですね。

焦って決めると、
その焦りごと買うことになります。

それはもう、投資ではなく事故です。

2つ目は、選択肢を削ること。

人は余裕がない時ほど、なぜか複雑に考えます。

でもやるべきことは逆です。

選択肢を減らす。
やることをルール化する。

これです。

余裕がない時ほど、あれもこれも考えると、
さらに脳のメモリーを食います。

だから、

今日はこれだけやる
まずこれだけ確認する
この条件以外は切る
今月はこの判断基準でいく

といったように、ルールに落とし込むんですね。

余裕がない時こそ、淡々とやる。

これはかなり大切です。

私は昔から、

虎視眈々とやる

という感覚が好きなのですが、
ピンチの時ほど、変な必殺技を出さない方がいいです。

大体、
苦しい時に限って普段やらないことをやりたくなるんですよ。

でも、そこに魔法はあまりありません。

苦しい時ほど、
簡単にして、削って、決め打ちで進める。

これが強いです。

3つ目は、時間スケールを伸ばすこと。

金銭的ストレスの恐ろしいところは、
人を短期思考にすることです。

今日どうするか
今週どうするか
とりあえず今月どうするか

ここばかりに意識が向きます。

もちろん、目先の資金繰りは大事です。

でも、それだけになると判断が荒れます。

だからこそ、

3ヶ月後どうなっていたいか
1年後どういう状態に戻したいか

これをあえて考える必要があります。

「いや、それどころじゃないんですよ」

と言いたくなる気持ちは分かります。

でも、
それどころじゃない時ほど、
未来視点を入れた方がいいんです。

なぜなら、
未来視点を入れると、
脳が少し短期パニックから抜けやすくなるからです。

今日だけを見ると、
人は雑になります。

でも、
3ヶ月後や1年後の視点を少し入れると、
判断精度が戻りやすい。

これはかなり大きいです。

今が苦しい時ほど、
未来なんて見たくないかもしれません。

でも、未来を見ないと、目先の処理だけで終わってしまう。

すると、ずっと苦しいままになります。

4つ目は、外部を使うこと。

これもかなり重要です。

人に頼る。
相談する。
壁打ちする。
見てもらう。

これです。

パートナーでも、
仲間でも、
税理士でも、
コンサルでも、
信頼できる経営者でもいい。

とにかく、
自分の脳だけで全部解決しようとしないことです。

金銭的ストレスが強い時は、
自分の脳の処理能力が落ちている可能性がある。

であれば、
外部の脳を使った方がいいに決まっています。

これ、お金の話に限りません。

苦しい時や、
追い込まれている時に、
全部ひとりで抱え込む人は多いです。

でも、その“抱え込む”という行為自体が、
さらに脳を圧迫します。

だから、

外部を使う。
余白を借りる。
視点を借りる。

この発想は持っておいた方がいいです。

ここまでが本編ですが、
ついでに言うと、
人の能力を下げるのは
金銭ストレスだけではありません。

たとえば、

時間ストレス
睡眠不足
情報ストレス
感情ストレス
人間関係ストレス
健康不安
不確定性のストレス

このあたりも、
普通に判断力を下げます。

特に睡眠不足は本当に強烈です。

睡眠不足は、
もはや誰でもおバカさん化します。

これはガチです。

だから、睡眠は軽視しない方がいいです。

当たり前すぎて軽く見られますが、
当たり前のことほど重要なんですよ。

あと現代人に多いのが、
情報ストレスです。

SNSを見まくる。
情報を浴びまくる。
インプットしすぎる。

すると、
頭の中がノイズだらけになって、
結局決められないし、
動けないし、
疲れるだけになります。

だから情報は絞った方がいい。

良い情報は浴びた方がいいですが、
不要な情報まで浴びる必要はありません。

自分の人生にプラスにならないものまで、
全部食べていたら、
脳みそは普通に胃もたれします。

情報も食べ物と一緒で、
何を入れるかが大事です。

最後に、
もう1つだけ大事な話をします。

同じストレスでも、
人によってその後の出方が変わることがあります。

なぜかというと、

ストレスをどう解釈するか

で結果が変わるからです。

ストレスは体に悪いものだ、
最悪だ、終わりだ、

と思っている人と、

ストレスは負荷だが、
使い方次第で成長にもつながる、

と思っている人では、
その後の反応が違うと言われています。

これも以前から言われている話ですね。

だから今回のテーマでいうと、
お金がなくてピンチだ、
支払いがやばい、
本当に苦しい、

という時でも、

これは自分の判断を雑にする危険信号だな
じゃあ今は止めるべき判断を止めよう
仕組みを簡単にしよう
未来視点を入れよう
外部を使おう

と捉えられたら、
それはただのダメージではなく、
成長のきっかけにもなります。

問題が来た時に、
その問題をどう捉えるか。

ここで、その後が変わります。

そしてこの話、
実はマーケティングにも経営にもそのまま使えます。

人は余裕がない時ほど、
複雑なものを選べません。

だから、
お客様に提案する時も、
相手の余裕を見た方がいいんですね。

時間の余裕
お金の余裕
感情の余裕
理解する余裕

このあたりです。

余裕がない相手に、
複雑な提案をしても決まりません。

逆に言うと、
余裕がない相手には

選択肢を減らす
シンプルにする
これだけでいいにする

これが非常に重要です。

私はこの“相手のゆとり”を結構見ます。

余裕があるかないかで、
提案の仕方も、
見せ方も、
設計も変わるからです。

今の時代、余裕がない人が本当に多いです。

だからこそ、売れるものほどシンプルです。

難しいことを難しく言うのは簡単です。
でもそれでは売れません。

プロは、難しいことを簡単にする人です。

ここを忘れないようにしてください。

ということで今日は、

お金がないとIQが下がる
という少し刺激的なテーマから、

欠乏が脳を占有する
だから判断力が落ちる
だからまず止める、削る、伸ばす、頼る

という話をしました。

今まさにピンチの方ほど、
今日の内容は頭の片隅に置いておいてください。

苦しい時ほど、
自分の努力不足を責める前に、

今、自分の脳は正常に働ける状態なのか?

ここを疑った方がいいです。

その上で、
正しい順番で立て直していく。

これが大事です。

参考まで。

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