今日の話、結論から入ります
おそらくここにいる大半の人が、自分がオーナー社長で、かつ自分が社長をしている人が多いと思いますが、
ずっと「事業者」だけの考え方をしていると、スケールは上がりませんし、
狭い視野のまま成長する事がありません。
基本的にビジネスは投資と変わらないです。
投資家≒事業家という考えになればなる程、
ビジネスの感覚が変わってスケールが上がるようになります。
ですので、今日の本題として皆さんにお伝えしたい事としては
起業家なら、「投資家」としての考えを少しでも身に着けた方がいいという事です。
ちなみに私が事業を行うときの指標としては、
1.ROE 自己資本利益率(その会社に投資してどれだけ利益が得られるか?)
2.PEG(成長率)=事業が成長し続けるかどうかの判断基準
3.回収期間 = 投資した回収期間が早いかどうか?(FCは1年未満・事業は年間平均成長50%以上を1つのベース)
という3つを見ています。
尚、初心者は3が分かりやすいく、3だけでよいと思いますので、
今日はここについて解説します。
そもそもの話、多くの人が何故起業しているのか?といいますと、
「お金持ちになりたい」からだと思います。(そうじゃない人もいるかもしれませんが、大半がですよ)
色々やりたい事がある!理念がある!という方もいるでしょうが、
結局ビジネスとは「利益」を出し、しっかりお金を稼がないと話になりません。
でなければ、NPOやNGOをやればいいのです。
事業であるのであれば、ボランティアではなくお金を稼ぐ。
これは事業者として当たり前です。
では、どのくらいお金を稼げばいいのか?という話ですが、
まずこの話をする上で最も重要なのは「事業計画・経営計画」になります。
そして経営計画をつくる上で重要なのは、「今期どのくらい利益を残したいのか?」
という”利益”から逆算して事業をつくっていきます。
大抵の経営者はここでミスっていて、利益ではなく「売上」を上げようとします。
私の所にコンサルで来る人も、今年〇〇億円売り上げたい!という相談が多いですが、
本質の話をしますと、売上ではなく「利益」の方が重要です。
当たり前だと思ってるでしょうが、実際今年の手元にどのくらい利益が残るか?を逆算してる人は少ないです。
この利益も
・粗利益
・営業利益
・経常利益
・純利益
とありまして、本来ならこういった各数字をつくっていく必要があります。
ただ、結構な社長がおそらくドンブリ勘定でしょうから、
利益=粗利益を指してる方が多いです。
ですので、お金持ちになる為に事業をしたのに、
中々お金が貯まらないという人は、実はこの辺りの計算ができてなかったりします。
では、根本的な話である「お金持ちとは何を指すのか?」という話をしたいと思います。
ロバートキヨサキいわく、お金持ちとは「何もしなくても過ごせる人」の事を言うそうで、
これであれば、話題のFIREでも狙えばいいという話です。
ちなみに世間で言われてるFIREの定義(年率4%で資産を増やしていければリタイアができる。その資金をつくる事)を
そのままやりますと、実際はFIREする事ができません。
何故なら、ここにインフレ率と通貨価値を考えないといけないからです。
日本は世界的にみてインフレ率が少ない国なので、中々気づかないかもしれませんが、
基本的に世界中はどこにいってもインフレし続けています。
※正常な状態のインフレは物が流通したり、お金周りがよくなるから起きるので、インフレ自体は必ずしも悪い物ではありません。
まあこのインフレにも悪いインフレと良いインフレがありますが、混乱をする人がいるので今回は省きます。
そして、通貨価値については、
あなたがどの国のお金を中心で持っているか?で話が変わってきます。
例えば日本円で毎月お金を得ているとして、
この日本円が世界的に見て価値が低いとみなされていくと、お金の価値はどんどん減っていきます。
分かりやすい話でいうと、1$100円と、1$150円を比べてみましょう。
1$150円のような円安の時に、海外で商品を買うとあまりにも高くてびっくりするはずです。
このように、お金の価値は一定ではありませんので、
FIREの定義にそのまま当てはめても、必ずしもお金持ちになれる訳ではないのです。
とまあ・・あまり言っても仕方がないですので、
ここで皆さんに知って欲しいのは、
「FIREとか不労所得を得る事」をゴールにしても、
必ずしもずっとお金持ちになれる訳ではないという事です。
一次的にお金を稼がなくても生活はできるかもしれませんが、それだけだといずれ破綻したりしてしまいます。
ではどうしたらいいのか?
答えとしては「時間をどうやって短縮するか?」です。
この話はもう何十年も私がいってることでして・・・
お金持ちも成功も、結局一言で要約すると「時間の短縮」なんです。
例えばサラリーマンが生涯で2億稼いでも何も思いませんが、
1ヵ月で2億稼ぐと凄いと思われますよね?
これと同じです。
私が3年で10億つくるのは当たり前。といってるのも、スケールアップしましょう。
といってるのも同様で「時間の短縮」について話をしている訳です。
YouTubeも同じで、5年も10年もやれば登録者数が増えるのは当たり前です。
ただ、同じことを数か月、半年でやれれば「凄い」となりますよね?
このように「時間の短縮法」を知る事は、事業において最も重要になります。
何故、私が数多くの事業を成功させる事ができるのか?についても
結局のところ「時間の短縮法」を知ってるからです。
では、どうやったら時間を短縮して早く成功する事ができるのか?
ここで冒頭の答えに繋がってきますが、「投資家としての感覚」があるかどうか?という事になります。
例えば私が新規事業をやる時、
投資した回収期間が早いかどうか?は徹底してみていきます。
ここで回収期間が遅い物は、すべてにおいて「遊び」という感じです。
事業ではなく、趣味とかそっちの類です。
FCに加盟するなら1年未満で投資資金が全回収
自分が事業をおこすなら、年間平均成長率が50%を超えるかどうか。
これは基本指標としてみます。
そして、年間平均成長率が10~20%を切るなら撤退です。
つまりこのタイミングで売却をします。
何故10~20%がラインかといいますと、このラインを下回るなら事業を回すより
投資に回した方が資金が増えるのが早いという考えになるからです。
※投資について勉強していたり経験をしている前提での話です
このような考え方をしていくと、
大体3~5年間で事業は最大速度でスケールしていき、一気に着地を迎えるようになります。
尚、生涯かけてやりたいと思える事業でしたら、もっと成長率が低くてもよいですし、
さらに大きくなるという事が予想されるなら、そのままやってもよいと思います。
ただ、どちらにしても「成長しない企業というのは、この資本主義の世界においては悪」です。
社長が何も打ち手をだしていないか、数字の計算が荒いか・・
ですので、事業とは成長し続けていく事が前提で考えていきます。
もし成長が止まってる事業があるようでしたら、
その大半は同じことしかしていないか、「仕組みが全くない」というケースだと思います。
似たような話で、「うちはシステムを使って自動化しているから仕組みはあります」
という人がいますが、はっきりいいますが、それは「仕組み化」ではありません。
私のいう仕組み化とは、「ある程度成長を見込んだ状態をつくる」もので、
自動化という言葉が好きな人は、結局のところ、テコイレをしていかなければ売上は低下していきます。
何もしなくてもいいではなく、効率よく売上や利益が上がっていく方法を探していく。
これがマーケッターの役割です。
そして、優秀になればなるほど、事業に対しての「投資効率」は考えるようになりますので、
お金をかけて、すぐに回収する。という事を目安にしていくはずです。
その結果、私が事業をするときは
最初にかけた金額は、遅くても1年以内に全回収。
売上や利益は年間50%以上の成長が見込めるもの。
という感じで定義づけしている訳です。
この投資感覚がないと、いつまでたっても無料で使えるSNSという媒体ばかりに目が向きがちですが、
それではある一定以上のスケールにはなりません。
このコラムを書いてる段階ではYouTubeが強く、
今はYouTubeが伸びればビジネスが大きくなる時代ですが、
こういう時代もいずれ終わりが来るかもしれません。
だから本質である「投資思考」という考え方は重要になるのです。
という訳で、今日の話は何度も見直していただければと思います。
それでは!
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