昨日、今日と久しぶりに1000人クラスのセミナーでファシリテーターをやりました。
最近は殆ど任せていたので、自分が前に立ってファシリテーションをしたのは本当に久しぶりなのですが、
2日間とも満員で、2日目も殆ど人が減らずに立ち見の人も結構いた感じです。
2日間という時間は、結構長いと思いますが、それにも関わらず、最初から最後までずっと満員でしたね。
まず感じた事は、『セミナーはストーリーが全て』という事です。
今回、自分がファシリ(ファシリテーター)をやっていたので、
2日間全体のストーリーをしっかりつくりました。
もはや映画と同じです。
その時のポイントですが、
・ステージに立つ講師やパートナーに感謝をし、リスペクトして紹介する
・参加者に感謝をし、リスペクトする。
・講師の説明を補足する(簡単にして理解させる)
・イベント全体のストーリーをつなげる
・問題が起きてたら解決する
・ある程度のエネルギー
色々ファシリテーションの技術はあるようですが、自分から見たらこれでいいです。
大体これが出来ていたら、結果としてお客様の満足度は上がります。
エネルギーは高いに越したほうがいいですが、
高くても、結局お客様と一緒に上げられないなら意味ないですし(それが出来るなら一流)、
日本のセミナーはメディア的イメージが悪いので、広報的な観点から見ると、ある程度の見せ方は考えないといけません。
日本でファシリテーターというと、大抵海外からの流れをそのまま持ってきてるので、
「メディア」という観点がすっぽり抜けており、
この事を理解しながらファシリテーターしてる人はまずいないですけどね。
海外かぶればっかりで、国の風土に合わせる人はいないです。
また、難しい技術を学んでも、実践でできないファシリテーターは多いですし、
結局フタを開いてみると、まるで駄目ってこともあります。
これは今いったように『実践』でやってる人が少なく、理論値ばかり言う人が多いからです。
まあ、まとめると
今回、自分がやってみた感想と結果としては、
自分より技術が上の人は多いけど、
そこじゃないよな~と思う点が多々あった訳です(苦笑)
大規模セミナーに関しても、あれこれ言う人はいますが、まず間違いなくそいつは主催者ではありません。
だから好き放題言えます。その周りの人も同じです。
ちなみに、うちの会社とちょっと関わったら関係者ぶって、自分達ならこうする。と話をする人は多いです。
ちなみに私はこういう人達の事を
「自分の方ができるモン」さんと呼んでるのですが、
「自分の方ができるモン」さんに対していいたい事は、リアルな『現場』を回してる人達ではないから言えるのです。
さらに、この現場も、時代と共に進化しているので、今と昔も違います。
イベントを開催すると、昔はこうだったんだよねーとか、内部事情知ってるぜーー!みたいな
「昔のお前を知ってるモン」さんも来るのですが、
この人達は「成長」という言葉が脳内にないのかと思います。
正直、「脳内お花畑状態なのですか?」と言ってやりたいのですが、
私は仏のような心で、そんなこと全く言葉にできなくて悔しい想いをしている次第です。
セミナーだけでなくイベントを開催すると、
毎回この「自分の方ができるモン」さんと「昔のお前を知ってるモン」さんが現れて、
さも分かったかのようにアレコレいってきます。
これが「アドバイスだったら大変ありがたく、しっかりと聞こう!」という考えになるのですが、
話を聞いてみるとアドバイスでもなんでもなく、
「自分だったらもっとうまくやれる」みたいな発言で、まるで役に立ちません。
だったら、さっさと自分でやったらいいんじゃね?
と言ってやりたいのですが、ビビリの私は毎回、胸の奥にそっとしまいこむ毎日です。
はっきり言って、ビジネスの基本は問題を出し、それを改善し続ける事です。
言うは簡単。つまりアドバイスぶる事は簡単です。
でも多くの人が実際はやってない。これが結論です。
似たようなものでyoutubeのコメントが分かりやすいです。
大きなメディアを持ってる人なら尚更わかるでしょうが、動画を投稿すると、数百~数千単位というコメントが来ます。
いいコメントもきますが、中には「俺ならこうするね!」という『持論』を語る人も多いです。
持論を展開する人の多くは、理論です。
あくまで予想であったり、最悪なのは誰か有名な先生の話を、そのまま自分の言葉で伝えてるだけだったりします。
ただ、理論でも言い切ってしまうと、簡単に人は信じてしまいますので、
「俺ならこうするね!〇〇は駄目だよね」と語ると、
アイドルを追いかける信者が如く、無数の信者を創り出すことができます。
私はさすがに現場でやってるので、この人の言葉が理論だけなのか、本当にやってるのか?は分かります。
が、殆どの人は分からないです。
つまり、アイドルがうんこをしていても「私うんこなんてしてないもん!」と
「そうかそうか。うんこをしないんだな」と信じるよ。言ってるのと同じで、
真実なんて簡単にねじ曲がる不思議な現象がおきます。
これを、信じる者と書いて「信者」といいます。
私はマーケッターとして信者をつくるのも、なるのも嫌なので、
お客様とは距離をあけるし、客観的な視点で見るのですが、
そうすると、本当に理解してくれる人だけが集まるようになります。
ここでいう理解とは、私の「経営哲学」を理解している人の事です。
分かってない信者は、私がいつもスーツ着てバシっとして恰好いい事を話してると思ってるようですが、
ふだんは短パンサンダルです。
当たり前でしょ。夏だし暑いんだから。
普段からクソ高いスーツ着てバシっとしてて、足がキューキューになる高級な革靴をつけて、
なんかめっちゃいい話ばかりする・・いや疲れるでしょ。
クリーニング面倒だし。
大体いい話は、適当に短パンTシャツで酒飲んでるときに話してます。
他の経営者もそんなもんでしょ。
ちなみに経営哲学を持ってる人とは、よく飲んでますし、
経営哲学を持ってない人とはあまり飲まないようにしてます。
自分の経営哲学が理解できる人は、話もしやすいので一緒にプロジェクトをやる事が多く、
そうじゃない人は自分の中でイノベーションを起こすタイプが多いけど、いつも一緒にいると大変なので、たまに・・で落ち着いております。
ただお客様と飲みにいくことって殆どないですね。
セミナーに来るお客様でいうなら、
年商10億円以上の会社を経営している経営者や、
スタートアップでイノベーションを起こすような考えを持っている人、
シリアルアントプレナーの経営者の方は、経営哲学を持ってる人が多くよく飲みますね。
それ以外の人は、経営哲学を持ってる人が少ない感じがします。
ちなみにスタートアップでイノベーションを起こす考えを持ってる人って、最初から出口をちゃんと考えていたり、
高学歴が多い気がします。
自分は高卒なので、むしろ勉強になる事が多いです(笑)
ところで「経営哲学」って何ですか?という人もいるので、ババっと書きますが、
経営哲学とはいわば「スタイル」です。
スタイルって実践の中じゃないと生まれないんですよ。
例えばセミナーで「Aがいいよ」と言っても、
それを導入していって、実際にやったら別の「Bがよかった」って事よくあるんです。
でもこれは、Aがいいよ。といった人が悪いのではなく、
あくまでその人がやった経験の中でAがよかっただけです。
これが分かってる人は早く成功するどころか、
どんどん成長していきますね。
正直、お金の稼ぎ方も山ほどあります。
売上の上げ方、利益の上げ方、リピートの作り方。探せば山ほどあります。
私の場合、沢山のセミナー講師やノウハウ、そして裏側を全部見てきた立場ですので、はっきり言えますが、
有名なマーケティングの先生が「〇〇が正しい」と言っても、本当にそうか?と思う事はよくありますし、
実際にやってみると、全く違った結果になる事も多いです。
先ほども言いましたが、これはその人が間違えてる訳ではなく、
使う業界、業態、市場、タイミングなど、あらゆる要素によって結果は変わってきます。
今は使えなくても、成長と共に使えるようになるノウハウもある訳です。
本で例えると分かりやすいので例えますが、
同じで本でも見る年齢、成長段階によって考え方は変わるはずです。
さすがに大人になって、童話の「ウサギとカメ」をみて、
めっちゃ面白い!最高だ!という人は少ないでしょう(あなたがそうだったらすみません)
でも、子供の頃には面白いと思ったはずです。
ビジネス書や自己啓発も同じです。
読む時期、見る視点によって変わってくるのですよ。
考え方に対しても同じです。
ある人が「仮想通貨で稼ぐのが一番だ」といい、
また違う人が「不動産投資が一番だ」といいます。
セミナーにおいては、少人数でしっかりお客様を囲い込むのがいい。という人もいれば
大人数でプロモーションとしてやるのがいい。という人もいます。
商品を沢山紹介するよりも、もっと商品を提供しない人を増やすべきだ。という人もいれば、
それだとプロモーション費がかかりすぎるから、やめたほうがいい。商品はガンガン紹介するべきだ。という人もいます。
セミナーでは商品を売るべき。という人もいれば、売ってはいけない。という人もいます。
何が言いたいかというと、「〇〇が正しい、〇〇が間違えてる」と言い出すと、キリがないという事です。
そして彼らの言い分を聞けば分かりますが、自分達の世界で物事を判断しています。
例えばセミナー。
セミナーの場合プロモーションのかけ方と、広報用とてやってるのか?
回収モデルまでしっかり考えているのか?
マネタイズありなしで、大きく話が変わってきます。
マネタイズの仕方も複数あり、何も売って終わりというスタイルが全てではありませんし、
構築の仕方も無数にあるので、どれが「正しいの?」と言われたら、
私の回答としては「やりたいスタイル次第でしょ」としか言いようがないのです。
しかし、自分のスタイルが確立していない場合、
〇〇さんが〇〇って言っていたので、〇〇がいいと思います!あなたのやり方は間違えてます!
みたいな、頭の悪い回答になるんです。
こうい信者的発想を持つ人は、自分のスタイル、哲学がないので、
いつも他人の意見を自分の意見のように言ってるだけで、本質を語れません。
その為、1つのやり方に対して「正しい、正しくない」の2つしか選択肢がない。
もう完全に脳内思考停止してるよね。
でも最近は仕方ないと思ってます。
信者になりたい人が多いから、世の中は成り立ってる訳で、
また信者になる事もデメリットばかりではなく、メリットもあります。
それは、何もスキルや自分の考え方も持ってない「赤ちゃん」状態だった場合です。
本当どうしていいか分からない・・という状態だったら、確かに、「親」の教えが絶対。
というパターンが早く成長するケースがありますからね。
ま、私の周りにはそんな奴隷思考の人はいませんが。
素直と奴隷は全く違います。
素直な奴とは、学んだことを実行にうつしながらも
自分のスタイルを模索し続けてる人のことです。
奴隷は脳内停止。ただ先生の話を聞くだけ
それ以下の人は、実行すらしない。
ちなみにスタイルの確立方法としては非常にシンプル。
1.まず学んだことを100%やる。実践してみる。
2.最初は上手くいかない前提で、何度もPDCAを回しながら、自分自身も考える癖をつけてみる
3.多方面からの意見を聞きながら、あらゆる方法をテストし、自分の考えを確立していく。
書いてる事を見ればわかるのですが、
ポイントとしては「多方面」的な発想を持つという事です。
いやーこれは書いていて思ったけど、理解している人はとっくに成功しているでしょうし、
日本で言うと守破離の原則に近い気がしますね。
実践できてる人ほど、今回の記事は理解できるでしょう。
実践していない人や、信者でとまってる人、または信者を囲い込みしようとしてる人ほど、今回の記事は痛い記事にみえると思います。
どちらかというと、今回セミナーを大阪でやったのですが、
大阪のセミナー市場から見ると、マーケティングプロセスが悪い人が多く
囲い込み型で信者をつくろうとしているケースが多い。
これ、本当に見ていて多いですね~。
問題は単純にマーケティングプロセスが悪く、
システムができてない事ですが、本人たちは気づいてないし興味がないでしょう。
ちなみに、何故信者になるのか?の質問も多いので、ここでズバっと回答しますが
信者になる理由は「その方法しか知らないから」です(苦笑)
1人の先生の言う事が絶対だと思ってる人は、まあ信者でしょ。
私は何人先生がいるかもはや、数えてないし、
色んな経営者や投資家の人から常に学んでます。
共通しているのはみんな、自分の「哲学」を持ってる事。
という訳で、信者になりきってズレた本質を語る人より、
実践派マーケッターや自分のスタイル、経営哲学を持つ人たちや、実践派の投資家仲間と語るの方が楽しい毎日です。
いつまでも寝ぼけた信者状態から、さっさとスタイルを確立したほうがいいですね。
さあ、今日も短パンTシャツで飲みにいこーっと。
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